工房紹介
はじまり~
まだ、10代の学生の頃でした。
ひょんな事から革工芸に出会い、時折、革小物を、染めたり、手縫いで仕上げたり、自分の楽しみとして、作り始めました。
その時点では、それが、生涯の仕事として、携わる事になるとは、正直、想像していなかったのですが、図工・工作の授業の日を一番の楽しみに、学校に通ってた子供でしたから、なにかしら、物作りに、関わる事が出来たらなぁという思いは、心のどこかにあったのは確かでした。
20代、勤めていた会社を辞め、自宅の二階で、木槌を振るいながら、手縫いのバックを見よう見まねで作り始めました。
「トンカチ、トンカチ、」という音に、そうとも知らない父が、「2階の屋根の修理、いつになったら、終わるのか」と聞いたらしい。
「あれは、あなたの娘が、出してる音ョ」と答えた母
お店において頂いたり、百貨店の片隅で、販売させて頂いたり、その頃は、作る事がうれしくて、誰かに使って戴ける事が、うれしくて、夢中になって、作り続けました。
必死でしたが、それと同時に、一人の力の限界を感じる事もしばしばでしたじたばたとしていた、そんな時期に、師匠と呼べる方と出会い、ミシンの基礎を教えて頂ける機会を得て、ロウケツ染の面白さを知る機会も得て、(感謝、感謝)
ヨタヨタしながらも歩いて来ました。
工房~
1本の革包丁から始めて、工具も増えていき、
革すき機に、ミシン、裁断機に、金型の山、所狭しと材料が、スタッフも一人増え、二人増え、面積拡大、今の工房までに、何度か、転々と近所を引越したのですが、なんとか、落ち着いた?のが、今の民家で、時折、お店と勘違いして、来られるお客様がいて、
「あれれ、お店は、どこですかぁ?」と工房の玄関前にいらっしゃいながら、お電話が。…
工房にお招きしたら、機械と工具と革の山にびっくりされて、「また、百貨店に行きます」と早々に帰られる。
すいません、財力の無い製造業、家内工業の実情なんて、こんなものです、と謝りながら、開き直ってる、工房クラフトユミです。
あ~ぁ、ほんとはね、おいしいコーヒーでも、入れて差し上げて、ゆっくり、お客様と、お話出来るような工房で、ありたいのだけど、まだまだ、先の事ですね~
ごめんなさ~い!
と、言うわけで、「ホームページ」頑張って、充実させていきますので、
宜しくお願いしまーす。
工房紹介
工房名
代表者
所在地
TEL/FAX
工房クラフト ユミ
岡城 まゆ美
大阪府大阪市阿倍野区昭和町2-6-4
06-6621-5379
1983年頃より
皮革染色工芸を始める。ロウケツ染・パッキング技法・カービング技法を使いオリジナルの手縫いバックを作り始める。
1986年より
ミシン仕立てのバックの製作を始める。
1988年
工房 クラフトユミ 開設
大阪近郊の百貨店にて、店内のイベントスペース等で販売開始。
1995年
全国で初めての職人展、上本町近鉄「職人の技展」に参加。
1998年
大阪梅田、阪神百貨店の「手技工房展」に出展。
2000年
神戸大丸、職人展に出展。
2004年
名古屋松坂屋、「日本の職人展」に出展。
以降、毎年 夏(7月)冬(12月)と年2回職人展に出展し、今日に至る。
また、阪急、三越、鶴屋、遠鉄等、全国の百貨店に出展。